「なんとなく」目的で使ったマッチングアプリで出会った理想の相手とのデートは、私にとっては失敗続きに終わりました。話が合わず盛り上がることもなく、さらにはお互いに既婚や独身という関係もあり、“愛人”という波乱の展開を迎えてしまいました。この経験から考えるに、マッチングアプリを通じた出会いは信頼できるものなのでしょうか?今回のデートの結果を含めて、その真相を探っていきたいと思います。
私がマッチングアプリで知り合った男性とのデートが失敗!
先日、私はマッチングアプリ「シナリオ」で知り合った男性と広島県の尾道市でデートすることになりました。初めはドキドキしながらも、お互いの趣味や好みを共有し楽しい時間を過ごせるのではと期待していました。しかし、現実はそうはいきませんでした。デートの場所やプランについての話し合いも進まず、気まずい沈黙が続く時間帯もありました。更に、観光名所に訪れるものの男性は消極的な態度を取り、私は興味を持って話を聞くことなく一方的に自己の意見を主張されるばかりでした。予想外の展開にがっかりしましたが、なかなか話し合う機会もなく、このままでは関係が深められず一緒に楽しい時間を過ごすことも難しいと感じました。
話が合わず、デートで盛り上がれなかった…
デート当日、私たちの会話は順調に進まず、話が合わないことが明らかになりました。男性は一言も言葉を発しない時間帯がある一方、私の意見や話に対してもほとんど反応がありませんでした。観光名所を巡る際も彼はどこにも関心を示すことなく、ただついてきているだけのようでした。私が何かお店や地元の看板について話題を振っても、彼の反応は冷淡でした。デートが盛り上がらなければ少なくとも話題には事欠かないでしょう。がっかりしながらも、私は自分の意見や価値観を尊重しない彼の態度に疑問を抱きました。こんなに気まずい関係では、どうしても観光地巡りを楽しむことなどはできませんでした。
お互いの間に生まれた「愛人」の関係とは?
デートの失敗に続いて、私たちの関係は一変しました。相手の男性からの連絡も減り、お互いの距離が遠くなるばかりでしたが、ある日突然彼からメッセージが届きました。彼は「お前とはデートを成功させることができないけれど、一緒にいる時間はなんとなく居心地がいい」と告げてきました。驚きと戸惑いながらも、私も少なからず同じような気持ちでいたことを伝えました。そこで私たちはお互いに期待や制約を抱かずに時間を共有する「愛人」の関係を築くことになりました。観光地や尾道市の美しい景色を背景に、私たちはお互いの気まずさや相性の悪さを忘れてただそこにいるだけで居心地のいい時間を過ごすことができました。この関係は互いに自由でありながらも未練や義憩が薄く、両者にとって心地よい場所を提供する関係でもありました。
(347文字)
続ける価値があったのか…結果を考える
デートが失敗し「愛人」の関係に移行した私たちは、時間を共有するうちにじわりと継続していく関係になりました。しかし、必ずしもこの関係が続ける価値があるかどうか考える時期が訪れました。私たちはデバッガーとWEBディレクターという職業の違いや交流の少なさ、年齢や経験による価値観の相違を感じました。街でのデート中も、彼氏彼女のように手を繋いで歩ける場所は少なく、既婚者である私にとっては制約もありました。さらに、観光名所などの特徴的な場所での会話も乏しく、次第に話題や共通の趣味が欠けていく状態に陥りました。結果的に、「愛人」という関係が私たちにとって本当に魅力的で価値のあるものだったのかを疑問に感じるようになりました。私たちが抱えていた考え方の違いや制約は、時間が経つにつれてさらに深刻化していくことは容易に想像できました。このまま関係を続けるか否か、結果を真剣に考えなければならない時期に来ているのかもしれません。
(307文字)
マッチングアプリは信用できる出会いのきっかけになり得るのか?
マッチングアプリは信用できる出会いのきっかけになり得るのか、という疑問が私の中に生まれました。デートでの失敗や相手との「愛人」の関係に至る経緯を振り返った私は、優れたアプリに一切の責任があるわけではないと考えました。マッチングアプリは多くの人々に出会いのチャンスを提供する一方で、交流する相手は性格や価値観が必ずしも合うとは限りません。私が尾道市を歩きながら感じたように、美しい観光名所を背景にしたデートでも話題に事欠き、話が盛り上がらないこともありました。相手との相性やコミュニケーションには不確定要素がつきものなのです。したがって、マッチングアプリは出会いの場ではありますが、それだけでは成功とは言えません。「シナリオ」というアプリは私に素敵な出会いをもたらしてくれましたが、相手との関係を築くのは個人の努力次第だと改めて感じました。
(298文字)
コメント